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桑名市博物館です。メールマガジン8月号をお届けします。
現在、当館では先月に引き続き「桑名市文化功労者表彰受章記念 桑名の千羽鶴」を開催中です。江戸時代に考案された折り鶴の技法を現代に伝える作品たちをご覧ください。
サロン講座の中にはまだまだ参加受付中のものもございます!ご興味のある方はぜひご検討ください!
※今後変更などがあるかもしれませんので、最新の情報は桑名市博物館ホームページ等にてご確認ください。
https://www.city.kuwana.lg.jp/bunka/bunkashisetsu/hakubutsukan/index.html
◆展覧会のご案内◆
【現在開催中の企画展】
○2階学習支援展示「桑名市文化功労者表彰受章記念 桑名の千羽鶴」
内容:桑名の千羽鶴保存会構成メンバーの中から桑名市文化功労者が表彰されましたのを記念して、魯縞庵義道(ろこうあんぎどう)が考案した連鶴を展示します。
会場:2階展示室
期間:7月17日(水)〜8月25日(日)まで
会期中休館日:毎週月・火曜日
入館料:大人[高校生以上]150円、中学生以下無料
◆ご利用案内◆
開館時間:午前9時30分から午後5時00分まで(入館は午後4時30分まで)
8月の休館日:5日(月)、6日(火)、12日(月)、13日(火)、19日(月)、20日(火)、26日(月)から9月6日(金)まで[展示入替のため休館]
◆イベント案内◆
〇ラジオ放送
CTY-FM(シーティーワイエフエム)のラジオ番組内で展覧会情報をご案内します!
ラジオパーソナリティの山本浩之さんとトークをしながら、毎月第一金曜日に展覧会情報をお届けします。(約10分程度)
8月2日(金)「こちら北勢よろづ研究所」の番組内にて13:40ごろ放送予定です。
今月は「桑名の千羽鶴」展の情報をお話しします。
CTY-FMのラジオ番組は、ラジオのチューニングを86.8MHzにあわせていただくか、PC・スマートフォンのアプリでも聞くことができます。ぜひ聞いてみてください♪
★http://cty-fm.com/
‥CTY-FMのホームページにダウンロードのリンクバナーがあります。
★または、スマホのアプリストアで”FMプラプラ”を検索。
無料でダウンロードできますので、CTY-FMを”お気に入りの放送局”に選択してください。
★過去の放送回は、桑名市のYouTubeチャンネルからお聞きいただけます。
https://www.youtube.com/user/kuwanacitymie
◆2024年夏休みサロン講座◆
7月の講座は各回盛況のうちに無事終了いたしました。ご参加いただきました皆様、誠にありがとうございました!
現在募集中の講座のラインナップは以下の通りです。
講座6)人と黄金の巡り合い
日時:8月8日(木) 午前10時00分〜午前11時30分
講座7)くずし字グランプリ
日時:8月9日(金) 午前10時00分〜午前11時30分
講座8)【親子】連鶴講座・初級編
日時:8月10日(土) 午前10時00分〜午前11時30分
※申し込みの受付は8月6日(火)まで
講座9)【親子】早わかり!桑名城
日時:8月11日(日) 午前10時00分〜午前11時30分
講座10)【親子】くずし字 はじめの一歩
日時:8月14日(水) 午前10時00分〜午前11時30分
講座11)【体験】缶バッチを作ろう!
日時:8月15日(木) 午前9時30分〜午後5時00分
講座12)【体験】体験!昔の遊び(1980年代)
日時:8月16日(金) 午前9時30分〜午後5時00分
講座13)アナログレコードを聞いてみよう
日時:8月17日(土) 午前10時00分〜午前11時30分
講座14)連鶴講座・上級編
日時:8月18日(日) 午前10時00分〜午前11時30分
※申し込みの受付は8月16日(金)まで
※【親子】…小学4年生以上のお子さまとその保護者向けのプログラムです。
※参加費や参加条件等、詳細につきましては、博物館ホームページよりご確認ください。
https://www.city.kuwana.lg.jp/hakubutukan/bunka/bunkashisetsu/2024salon.html
○応募方法:
「氏名」・「連絡先」・「希望講座番号」を、下記アドレスへ
・電話:0594-21-3171
・メール:hakubutum@city.kuwana.lg.jp
・FAX:0594-21-3173
いずれかの方法にてお申し込みください。
※先着順にて受付中です。
※すべて独立した講座ですので、複数回のお申込みも可能です。
※各回定員に達し次第、受付を終了します。
※連鶴講座には締切がございます。ご注意ください。
◆職員コラム「連鶴通信」◆
連鶴は230年前からあった!
「千羽鶴」と言うと、1羽の鶴を1000羽、糸などで繋いだものを想像しますが、「桑名の千羽鶴」は、一枚の紙から連続した鶴を折ります。
この「連鶴」は、今から230年前(江戸時代中頃)考案されました。そして、この鶴の折り方は、『秘伝千羽鶴折形』として、寛政9年(1797)に刊行されました。遊びの折り紙の本としては世界最古です。ここには、一枚の紙に切込を入れるだけで数羽の繋がった連鶴を折る方法が50種類紹介されています。
この驚異の連鶴を考案したのは、桑名長圓寺(ちょうえんじ)の11世住職義道(ぎどう 1762〜1834)でした。長圓寺は伊勢国桑名(現在の三重県桑名市)に中世に創建され、現在まで続いている寺です。
『秘伝千羽鶴折形』が刊行される以前、義道は、寛政5年(1793)と翌6年(1794)に、合計100種類の連鶴を考案して『素雲鶴(そうんかく)』という小冊子にまとめていました。その中から50種類が抽出されて『秘伝千羽鶴折形』になりました。この折り方は桑名市の無形文化財に指定され(昭和51年)、「桑名の千羽鶴」と名付けられました。
『素雲鶴』は、失われたと思われていましたが、平成26年(2014)11月、長圓寺の現住職によって『素雲鶴』の一部と、『秘伝千羽鶴折形』刊行後も引き続き義道が考案していた連鶴をまとめた『新撰素雲鶴』が発見されました。
一枚の和紙から紡がれる不思議な世界にお越し下さい。(Y.O)
◆館長コラム「館長レター」◆
「林道春」とは、江戸時代初期の儒学者―いささかかたくるしい表現であるが―である林羅山(一五八三―一六五七)の僧号である。
幕府儒官・林家の祖として知られる羅山は、幼い頃から学才を示し、京の建仁寺で学んだが僧にはならず、二二歳のときに近世儒学の祖というべき藤原惺窩(せいか)に弟子入りした。
羅山は学識を認められて慶長一二年(一六〇七)から家康に仕えており、その命で僧形となり、道春と号した。
忠勝の没年は慶長一五年であるから、この挿話が実際に起こったことであれば、慶長一二年から一五年の間ということになる。
道春は、「夫れ日本の形は蜻蛉に似たり。故に秋津洲と号す」と答えた。
(日本の形はトンボに似ています。従って秋津[トンボの古名]洲と号しています)
家康はこれを聴き、「然れば蜻蛉切と称すべし」と述べた。これが名前の由来となった。
巷間言われる由来のひとつである蜻蛉が鎗の上に止まった際に、スパッと切れたという逸話とはまた違うものの、忠勝の自制的な性格が垣間見え、味わい深い。
◆編集後記◆
メルマガ8月号はお楽しみいただけましたでしょうか?
夏真っ盛りで暑さの厳しい毎日が続いておりますが、アイス饅頭やかき氷といった夏グルメを味わったり、いよいよ3日の午前0時から始まる石取祭で盛り上がったりと、楽しいイベントも盛りだくさんです。
桑名市博物館の館内は、作品保護のため冷房を入れて温湿度管理をしています。涼しい環境の中で文化・芸術にふれてみてはいかがでしょうか?
体調管理にはお気を付けて夏の桑名にもぜひ足をお運びくださいませ。
(メルマガ担当:N.S)
【了】
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◆桑名市博物館◆
〒511-0039 三重県桑名市京町37-1
TEL 0594-21-3171
FAX 0594-21-3173
メールマガジンに関するお問い合わせは、
hakubutum@city.kuwana.lg.jpまでご連絡ください。
このメールマガジンのアドレスには返信できませんので、よろしくお願いいたします。
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